27歳女人生の岐路、リゾートバイト冬籠り
今ではフリーランスとして働く二児の母である私は、7年ほど前に北海道のスノーリゾートで住み込みのリゾートバイトを4ヶ月半しました。
今思えば、あれが人生最後の自由を謳歌した時間だった気がします。
多忙の中でも、とても自由で、孤独で、考える時間をたくさん作れた貴重な体験でした。
当時、新卒入社の会社を退職後、バックパッカーでヨーロッパ大陸を1年冒険してから帰国したばかりで、気分はヒッピー。
すぐに就職する気にもなれず冬の間はリゾートバイトをすることに決めました。
食事と寮費が掛からず、勤務時間外は自由にスノーボードができ、とても充実した楽しい毎日でした。
業務内容は、繁忙期に押し寄せるスノーリゾートのお客様の接客で毎日お祭り騒ぎ。
自分以外にも期間はそれぞれですが多くのリゾートバイトの人がいて、仲良くなる人もいました。
寮も広くはないですが個室だったので、非常に生活しやすかったのを覚えています。
すぐに就職する気になれず、冬籠りのような形で来た北海道は、町からも離れていて寮からバスで仕事場に行く日々。
それなりに将来に不安もあったので、考える時間がたくさんあったのは、結果的にとても良かったです。
他のフリーターともよく話をしましたが、私はバックパッカー帰りの為、外国人観光客の接客をする事も多く社員さんと話す機会が多かったのも有り難かったです。
終わりが見えてくる時期になると、契約社員にならないか、と声をかけてももらえ嬉しかったし、少し自信にもなりました。
日本に帰ってきて、自分の家の狭い部屋に篭ってしまわず、リゾートバイトで環境を変えて生活して本当に良かったです。
バイトが終わる頃には、スノーボードもかなり上達していたし、就職する決心ややりたいことも見えてきていました。
そこで出会った人と、その後連絡を取ることはあまりありませんでしたが、色々な年代の、色々な状況の人の話を聞けたのも将来を考える上で刺激的でした。
人生の次の一歩が踏み出せない、見えてこない時にリゾートバイトで冬籠りはおススメです。
20代で本職が長期休暇のときのリゾートバイト仕事を求めてフェリーに乗船
40代の主婦です。
大学を卒業してすぐに学校の講師の仕事をしていたのですが、非常勤だったので長期休みは丸々休み、つまり無給になるということで、長期休みだけの仕事を探していました。
最初は期間が決められているリゾートバイトを探していたのですが、たまたま行ったフェリー乗り場で夏休み期間だけのレストランでの仕事の募集があったので応募しました。
面接を受け、船員手帳も発行してもらい、1隻に男女合わせて15人ぐらいのクルーが乗り込みました。
朝昼晩のレストラン開業時間プラス準備や片付けで前後30分ぐらいの仕事でした。
乗船前は仕事をして三食まかない付、仕事時間以外は自由時間ということ、海の上でのお仕事ということでワクワクしていたのですが、実際に仕事をし始めてからは大変なことがたくさんありました。
まず、仕事場は船上ということで、多かれ少なかれ常に揺れています。
私はすぐに慣れましたが、船酔いをする子は仕事どころではありませんでした。
海が荒れているときは尚更で、足を踏ん張りながら立っていることもありました。
それから生活時間が不規則になります。
朝の早番はとにかく起きるのがきつかったです。
揺れていても生活はできますが、なかなか眠れず、寝不足でした。
勤務時間外は自由で昼寝をしてもいいのですが、そもそも揺れているので眠れませんでした。
夜は夜で閉店した後は特にやることもないので、毎晩のようにみんなでデッキに出て飲み会をしたり、ゲームをしたりして遊んでいました。
船上なのでやることも限られてしまいます。
今思えばこの自由時間をもっと有効に使えば良かったと思います。
周りは学生でお小遣い稼ぎの感覚で来ていたのでしょうけれど、私は一応社会人だったので、このあり余った時間に資格取得の勉強などをしておけば良かったと思いました。
その後、何度が長期休みの度に船上で仕事をしましたが、このような後悔をしたのはきちんとした定職に就いてからのことです。
もし、これから住み込みの仕事を希望される方は、そこがどのような環境であるかを調べ、空いた時間をどう過ごすかということも考えてから応募することをお勧めします。
自分にとってプラスになるような経験ができると良いと思います。
37歳女性リゾートバイト住み込み勤務体験
リゾートホテルで住み込みで働いたことがあります。
レストランのウェイトレスとして入社しました。
勤務体制はシフト制で、かなり自分の希望を考慮してもらえます。
ただ人の出入りが多いので急遽休みだった予定の日に入ってほしいと言われる事は多かったです。
ホテル内には4つのレストランがあったのですが、私はそのうちの2つを主に担当していました。
夜は予約客の組数によってどちらのレストランに勤務するか上司が決めます。
お客様が自分で調理する鉄板焼きか、コース料理かのどちらかだったので、鉄板焼きのレストランの際は主に調理前の食材を席まで運ぶのと、空になった食器を片付けること、コース料理のレストランではいくつかのテーブルを自分の担当テーブルとし、お客様の食事の進行状況を見ながら順番に厨房に指示を出し料理を運ぶと言うことをしていました。
それぞれのレストランで制服が違うため、その日の勤務に合わせて制服を着ていました。
ディナーだけではなく朝食時の仕事もあり、朝食はビュッフェなので料理の補充と食器の片付けがメインの仕事でした。
街中のホテルではなくリゾート地にぽつんとあるホテルだったため、ホテルの敷地内にある従業員専用の寮で暮らしていました。
部屋は相部屋で、おそらく昔は客室して使っていた部屋だったようで私は3人での相部屋でした。
部屋内には洗濯機等ないので、休みの日にランドリールームまで洗濯に行っていました。
制服もそこで自分で選択します。
朝食と夕食は従業員専用の食堂で自分で取ります。
仕事の日も休みの日も食堂が空いている時間内に行くとお弁当が用意されており、お弁当1つと、横に並べて置いてあるお味噌汁をいただけます。
お昼だけは別途料金を払って予約をしておかないと食べられないため節約のためにお昼ご飯を食べない人もいました。
料理はまずくは無いですが、勤務時間帯によってはかなり時間が経ってから食べたりもするのでたまにホテルのご飯が嫌になると、ホテル内のコンビニやカフェに行って自分で好きなものを買って食べていました。